桜井誠 VS 米国リベラリスト
書評記事の第一弾として、この度「ネトウヨ アメリカへ行く」を拝読しました。
本の概要
2018年6月に世界のナショナリズム政党が集まり「国際連合」に変わる「国際同盟」を設立する準備会合を開くので、日本第一党も誘いを受け参加することになります。
同じ時期にアメリカではリベラル VS 保守の衝突が起こっており、リベラル勢の暴力性が露わとなりました。
そこで6月の訪米の前に一度米国に行って現地に飛んでリベラル勢力と話が出来ないか?と打診した所、米国リベラル界の大物ハイジ・ベイリッジ(米国貧困センター局長)との討論出来ることとなり今回渡米に至りました。
登場人物
【ナショナリズム勢力】
- 日本第一党 桜井誠氏, 中村和弘氏(党幹事長)
- アメリカ自由党(American Freedom Party)ウィリアム・ジョンソン氏
- White Nationalism サムエル・ジェード・テイラー氏
- 元連邦議会議員 バージル・グーデ氏
【リベラル勢力】
- 米国貧困センター局長 ハイジ・ベイリッジ氏
学んだこと
ナショナリズム
左翼政党は数を挙げれば切りがありませんが、日本第一党をはじめとするナショナリズム政党は世界各国に存在します。
よく勘違いされますが「ナショナリズム」というのは支那(中華人民共和国)のような自分たちの国さえ良ければ周辺国はどうなっても良いという「自国最優先主義」ではありません。
自国民は自国の中で最も幸せであるべきで、その前提がある上で自国の利益を守りながら諸外国とも連携・強調していく動きです。
日本国内において日本人がその利益や公共サービスを一番に享受することは当然のことであるし、自国民を最優先とせずに、外国人に優先的に利益を与える国が日本以外に一体どこに存在するのでしょうか?
日本に棲み着く左翼連中こそ、自分たち(もっと言えば支那朝鮮)の言う通りにならなければ暴力で解決しようとする非常に愚かな集まりです。
また米国左右の対立によって死人も出ている始末で、自由を謳い言論で戦うはずのリベラリストたちが銃を持って脅しをかけている有様です。
ナショナリストを差別主義者と呼ぶくせに、この様に客観的に見ればナショナリストとリベラリストどちらが利己主義(自己主義)なのかは明らかでしょう。
白人至上主義
日本ではWhite Nationalismを「白人至上主義」と訳されていますが、これ自体が間違い だそうです。
米国に負の歴史はあるが、しかしながら米国の歴史を作ってきたのは白人であり1960年代までは米国には白人と黒人しかおらず国内統治も上手くいっていました。ところが1970年代から徐々にヒスパニックを中心にアジア人、ムスリムまで米国に押し寄せ現在では国自体がこれらの輩に蝕み続けているのです。
移民の危険性は世界共通であり、何より移民というのはどんな理由があろうとも祖国を捨てた人間です。そんな人間が本当に移民した先で、その国のために懸命に働き国家に貢献するとは思えません。
中指を立てる行為
これは相手に対する最大の侮辱であり、米国であればそれこそ銃で撃ち殺されても文句が言えない行為です。日本におけるパヨクと呼ばれる反日集団に、中指を立てて我々のデモを妨害する連中がいますが「日本の左翼はそこまで酷いのですか」と米国ナショナリストが尋ねてくるほどでした。
SNS全盛期の昨今、中指を立てて写真を撮る輩がいますが本当に情けなく思います。
パンパンガール
日米間の懸案事項となっている慰安婦問題について、日本人にとっては非常に重大な問題です。またLAに建てられている売春婦の銅像に関心を示すのは韓国人くらいで米国人で関心のある人は居ないそうです。
もし関係のない米国が騒ぐのであれば、桜井氏らも「パンパンガール」について取り上げざるを得ないと話しましたが、彼らは「パンパンガール」も知りませんでした。
パンパンガール
戦後米軍の強姦事件が多発し、やむを得ず地元の市長が当時の慰安婦(売春婦)たち に頭を下げて、「日本の婦人たちを守るために米軍人の相手をして欲しい」と頼み込み始まったのが由来。
これは日本の発信力が足りなかったことに繋がります。日本はもっと自国の歴史について、特に重要な影響力を持つ米国などに発信する力を持たなければなりません。
作中の名言・名文
「もし目の前にいる彼らが本当に白人至上主義と呼ばれる差別主義者なら、有色人種である桜井とこうやって酒を酌み交わすということなどあり得ないでしょう?」
これは、最後に米国リベラリストの大物、米国貧困センター局長とハイジ・ベイリッジ氏と桜井氏が討論した際に出た言葉です。
米国貧困センターは、米国ナショナリスト団体のWhite Nationalismを差別主義者と一方的に呼んでいますがこの主張は今まさにここで起きている現実でハイジ・ベイリッジ氏も言葉を詰まらせました。
さらに彼女は「この米国で不公平に扱われている黒人たちを救うのが私たち(米国貧困センター)の活動方針!」と主張しますが、桜井氏の一言で局面が一気に変わります。
「米国で不当に扱われているという黒人に対して、貴方は『自分たちは救う立場だ』と言っています。それこそ、人種を区分し、救う側と救われる側と勝手に規定している差別ではないのですか?」
上記に関しては、多様性多様性と叫ばれる昨今の中で「私達は救う側だ!」と主張する方たちに向けても当てはまる内容かと思います。
この先の続きは皆さんの目で確かめてほしいですが、米国リベラリストの大物までをも言論だけで戦う彼の姿には頭が下がります。
是非ともこの勢いで、我が国を変えていってほしいと思います。